年長組 ペーパークラフト

年長組は先週ペーパークラフトが終了しました。平面の紙を使って立体のものを表現するという年長ならではの表現活動です。
どのようにして、足し算していくのかあーでもない、こーでもないとよく考えてつくっていましたよ。!!
それぞれの作りたいものに合わせて大きな紙の組み方がかわっていきます。

また、作るものにあわせて、装飾の仕方も変わってくるのです。

べろだよ!!べろーん・・・・長いでしょ?

ちょっと、頭を失礼します・・・三角の耳2つで猫の耳(^O^)

こんな風にして、取り組んだ年長組さんです。

私がペーパークラフトをしている年長組さんのお部屋に入ったときのエピソードがあるのでご紹介(^_^)/
〜その1〜
一人の男の子が大きな建物を作っていました。しかし、バランスが悪くて
パタンパタンとひっくりかえる建物。「なかなか立たないね〜!!」と一言感想を言って、その場を去ってから、別の場所で見ていた私。どうするかな〜・・・・・とっても興味がありました。彼はその建物に「立てよ・・。」と言わんばかりにぐっと念を入れ(真剣ですよ。)そのあとそーーーーーーっと手を放し、その建物を見たまま大きな声で私に向かってこう言いました。
「たまに立つ!!!!!」
私、ひっくりかえりそうになりました。そして、笑いころげました。なんと天才的な返しでしょう・・・。その建物、次にのぞきに行ったときにはちゃんと立っていましたよ。

〜その2〜
ある男の子が、鳥を作っていました。愛嬌たっぷりのかわいい鳥だったんです。わたしは彼に「この鳥なんていう名前の鳥?」と聞きました。すかさず「とんび!!」という答え。私はまたまた聞きたくなりました。「へ〜〜!!沢山いる鳥の中でどうしてとんびなの?」すると彼は「あんなー、父ちゃんが食べてた肉をぴゅーってとっていったんやでー!!」と、答えてくれました。私がわーーーー!!それはすごいなあ!!と反応すると彼は私にこう言うんです。「もっとすごい奴がいる。」と。そうです。この話には続きがあるんです。その彼が言う「すごい奴」は、お着替えロッカーの辺りで黙々と制作していました。鳥の彼はもう鼻息をフンガフンガさせて、「あいつの父ちゃんはなー、とんびにつれていかれたんやって!!すごいやろ〜!!」
ね・・・・すごいでしょ?
おなかをかかえて笑いながら、わたしはその「すごい奴」のお父さんがご無事でありますように・・・と祈るのでした。

毎日毎日こんな風に色んなエピソードを残しながら彼らは制作活動に取り組んでいます。本当に楽しいしかわいいでしょ?作品と共に彼らが人間関係を豊かにしながらつくりあげたことをイメージしてみてくださいね!!