作品展 〈年長〉

年長組、作品展のテーマは【科学×ぼくらの生活】でした!!

今回このテーマの元になったのが、月刊絵本「かがくのとも」です。
「科学」・・・と聞くとなんだか難しいような、取っ付きにくい様な・・・。
でも、この「かがくのとも」を見てみると、科学って、“いつもの視点を少し変えてみる”ということだと気づきました。そして、すごくアートだ!!と感じました(^^)

かがくのともを参考に、造形遊びを楽しんだ年長さんです。
年長になった彼らの手は、今までよりも思いが叶うことが増え、細かい所までの工夫がされています。そこに、個々の面白さが出ていて、その子らしさが伝わってきて、愛おしさが増します♥
では、そんな科学の世界に入り込んだ日々の活動の様子、そして出来上がった作品をご覧下さい!!





1.様々な素地を使った、立体制作
《個人製作》・・・だんめんず

自分がいつも見ている物を、断面という視点から見て行きました。中はどのような構造になっているのかな・・・?切り口によって、見え方も様々です。私達大人が考えもしないような世界を想像する子ども達でした☆

「このボタンを操縦席に貼るんだー♪」   「どの紙を使おうかなー??」

「見てー!!私に似てるでしょ♪」     「真っ直ぐな線、引けるかな??真剣です!」





断面図の絵を描いたよ!色々、想像してみるっておもしろい!!


ブツブツと呟きながら描いていました。そこには子ども達の思考がぎっしりと詰まっています。





出来た作品がこちら♪

郵便屋さん                               植木鉢

土の中                                   海        

ロケット                                  船






《あそび》
・道遊び


「どんな道にしようかなー??」雑誌や広告を切り抜いて道に貼っていきます。

「あっちは、車が走っててね・・・!!」


・記号遊び

人、数字、英語・・・色々な形の記号で毎日遊びました!!元々の記号とは違う意味になった新たな記号。シュールで思わずプッと笑ってしまう物も・・・(*´`*)




・洗濯バサミで遊ぼう


「洗濯バサミっておもしろいー!!」
はさんで、はさんで・・・。つなげて、つなげて・・・。をひたすら・・・♪


その他にも、迷路を書いたり・・・モールや針金にクレープ紙を巻いたものをどんどん繋げて遊んだり・・・。「かがくのとも」の絵本を参考に子ども達と遊んで楽しみました!!




上記の子ども達の遊んだ物を中心に飾りつけをし、作品展当日は科学溢れるお部屋になりましたよ☆



2.紙だけを使った、立体制作
《個人製作》・・・ペーパークラフト
平面から立体になって行く事を楽しみながら、自分自身を制作していきました。


まずは、部品作り**

「メガホンと帽子みたいでしょー!!」

「丸・三角・四角・涙・ハート・・・真っ直ぐな紙から色々な形が出来るんだよ♪」




土台を作って、形になってきました**

「どんどん部品を付けて服もオシャレにしてあげよう♪」
そっくりに作る為に、鏡を見たり友達同士顔がどうなっているのか伝え合ったりしながら作っていました。・・・完成☆ 


今回、ペーパークラフトを飾るお部屋は、人のことをimageする事をテーマに展示をしました。相手の事をimageすると言う愛の形が周囲の赤白の紙で表現されていました。子どもたちが作った自分たちの表情同様、赤白の紙の動きも様々・・・。(参考文献・・・かがくのとも「かみのうんどうかい」)

「さぁ、もうすぐ作品展!!そーっとそーっとダンボールを重ねてお部屋の飾りつけ♪」中央のオブジェも「かみのうんどうかい」を参考に、赤白の紙の組み合わせを楽しみます***


切ったり、折ったり・・・と紙制作の基本を網羅し、作って遊びました。
作品の近くには、ひとりひとりの写真を加工し、作品と同じポーズで影を付けました。影って見ただけで、「○○くんだ!!」って分かるんです。面白いですよね。


年長組は、今回、見えない部分を想像していく心を使った「断面図」、そして愛の関わりを表現した「かみのうんどうかい」を味わいました。
私達は今回の活動を通し、
♥見えない物(人の心や愛)をimageする事の大切さを知って欲しい。
♥見える部分だけでなく、良い面・悪い面も含め、色々な面から人の事・出会う出来事を見つめて欲しい。
と言う大きな二つの願いを込めました。これから子ども達が大きくなってゆく中で、その2つの事が心のどこかに残り、ふと何かの時に思い出してくれたら・・・と思います。
そして、こうしてブログで子ども達の作品を見て下さっている皆様にも、目に見えない子ども達の作っている時の姿や、子ども達の思考を感じ取って頂けたら幸いです。私達はついつい見た目で物事を判断してしまいがちですが、日常生活でも、このような心を持って過ごしていけたらな・・・と思います***

年長組はあ1ヶ月で卒園を迎えます。子ども達と作品作りに夢中になった1,2月。本当に味わい深い時期でした。残りの園生活も子ども達と今回のテーマを心に留めながら、大切に過ごしていきたいな、と思っています(o^^o)