パパが買ってくれた傘

年少の今の時期は固執性期とも言われます。狭い狭い世界の中で生きている彼ら。
その中で安心して生きようとすると、自分の知ってることや自分の持ち物にしがみつくしかない・・・。
その姿が大人からみるととても固執しているように融通がきかないように見えるのです。



この彼女。自分の持ち物をすべて持ってお砂場で遊んでいます。
手がふさがって遊びにくいだろう・・・・と思って「傘もとうか?」と
聞いても首は横に・・・・。ぎゅっと握ったまま離しません。
お弁当が心配だし「リュックもとうか?」と聞いても首は横。

園長先生が登場していっしょに遊びだしました。
どんなことがあっても離さない自分のもの・・・もの・・・もの・・・。


何度促してもすべての物を離してくれないので、気づかれないように何とか
お弁当を救出!!よかった・・・・・( ;∀;)


彼女のこの傘、お父さんに買ってもらったのだそう・・・・・。
だから、遊びにくいのにずーっと持っていたのね?




最後は結局遊びに夢中になって自分のものを1つずつポイポイと手放していきました。
夢中になってポイポイ手放すというこの経験が固執を解いていくのです。
今彼らに求められているのは世界を広げること。
広がると沢山の選択肢の中から方法を選ぶ事が出来ます。


今回の場合は、物に固執した例です。他に、人に固執する場合、場所に固執する場合もありますよ。
融通の効かない場面に出くわしたら思い出してくださいね!!