4.どろんこあそび

どろんこ遊びという活動はどの年代の人たちがやってもすばらしい活動だと常々思っています。大人だって例外ではありません。みこころ幼稚園ではどの学年でも必ずやる活動ですが、私たち職員も素になって感覚に語りかけるあの感じ(あの感じ......わかりにくいですよね?言葉ではちょっと.......。機会があれば砂や泥に足をどうぞつっこんでみてください。わかるはず。)を楽しんでいるんですよね!!
今回は彼らに1つだけ注文しました。それは「協力」を意識すること。
お母さま方にはお話したことがあるかと思いますが年中を終了して年長組の1学期というのは連合遊びから協力遊びに移行するとても大切な時期なんです。連合遊びとは、同じものを使って同じ場所にいて同じ行為をして遊んでいるのだけど必ずしも叶えようとする目的が同じとは限らない状態。協力遊びとは、違うものを使って違う場所にいて違う役割があって違う行為をして遊んでるのだけれど目的が同じである状態。サッカーや、ドッジボール、野球などのスポーツも協力遊びと同じ種類。おにごっこやかくれんぼもそうですね。
「はい、どろんこ遊びどーぞ!!」だけだと、砂場遊びの場合連合遊びになりがちなんです。だから今回は1つだけ「協力」というスパイスを入れてスタートしました!


早速「じゃあ私たちは水をくんでくる!!」「道具をもってくるわ!!」「僕たちはここを掘っとくわ!!」それぞれがばらばらに動き出します!!こんな風にスタートできたらもう大丈夫です!!





それぞれがばらばらの場所でそれぞれの行為をしているのがわかりますね!!でもよーく観ると川がつながっていてそれが大きな海につながっている。


この彼、なにをやっていると思いますか?必死になって.....。川が出来たところからトンネルを作ろうという無謀に見えるようなことをやろうとしているんです。しばらくすると1人ふえ2人ふえします。
全体では川のある町のようなものつくるという大きな目的で活動しているのですが、その中でもこのように4、5人集まってトンネルをつくるという小さな協力遊びが展開されているのがまた楽しいです。

「○○くんそこ持っといて!!」「俺はここのカーブに泥のせるからな。」........と、うんうんうなりながらトンネルにチャレンジした彼らでしたが、物理的に無理だということをやっと悟り違うことをし始めたのでした.....。結果がうまくいかなくてもいいんです。




こうやって、どろんこ遊びは豊かに終了しました。子どもたち1人ひとりの思考がお互いを刺激し合っておもしろい活動になりました!!
また、しようね!!