やさしさってなんだろう?
リズム体操が終わって靴箱の前で年中さんの子ども達が手を繋いでまーるくなっていました。こっちの方から伺っていると・・・とーーーーーっても楽しそう!!
ところが…反対側にまわってみると・・・・・・。
そうなんです。彼はお引越ししてきたお友だち。この日は2日目でした。慣れない環境ですもの・・・涙が出て当然です。
そんな彼の気持ちを周りの子どもたちはちゃーーーーんと分かっているんです。だからみんなで手を繋いでるの。
彼女が手にしているのは引っ越してきた彼へのプレゼント。きつねさん。
聞けば、前の日泣いているのを見て彼にあげようと思って、つくってきたのだそう・・・。
引き続き彼女は一生懸命靴をはかせてあげるのでした。
ありがとう・・・・・と心の中でそっと思いました。
☆子どもが、一生懸命相手の気持ちを想像して、どうしたいか考えて、考えたことを素直にそのままやってみる・・・そんな姿に出会わせていただくとドキッとさせられます。彼は手を繋いでほしいと言ったわけでも、何かプレゼントをほしいと言ったわけでも、靴を履かして欲しいといったわけでもありません。4歳のあの子たちが「元気になってよ。」「泣いてる・・・・よし、これをやってあげたいな・・・。」そう思ったことをただただ素直にしているだけ。
大人になると、ここまでしたら大きなお世話かなとか、これって優しさなのかな?とかいらないことを考えて結局何もしなかったり余計な事を言ってしまったりして・・・・。私があの子たちのそんな姿を見てドキッとするのは「大好き」「大切な人」ただそれだけで人間はとっても優しくなれるのだと教えられるような気がするから・・・・。