落語会

幼稚園の親子学級の保護者の方々が“落語会”を主催して下さいました。
桂吉弥さん・弥太郎さんが幼稚園に来て下さり、みんなでとっても楽しい一時を過ごすことが出来ましたよ。
まずは、落語家さんが着ている“袴”のご紹介。着物にあまり親しみの無い子ども達は、長い紐や布がどのような仕組みになっているのか興味津々!何と、それを1枚ずつ脱いで見せて下さった吉弥さん。『わー!!』と大興奮の子ども達でした。
そして、落語ならではの動作を共に体験しました。親子学級さんが作って下さった扇子を手に、おうどんのすすり方・手紙の書き方などに挑戦し、どうしたら、よりリアルに見えるのかポイントを教えて頂きましたよ。
中でも、みんなが大喜びだったのが、おうどんをすする時の音!吉弥さんの、おうどんを食べる姿に、『本当にそこにあるみたい〜!!』と、ビックリしていました。
表現遊びが大好きな子ども達は、夢中になって真似していましたよ☆

年少さんも楽しんでいます♪

おうどんをすすったり、口をもぐもぐと動かしてみたり・・・

楽しそうなこの笑顔!!

落語のお話も聞かせて頂きました。虎が出てくるお話では、そこに本当に動物が生きているかのような迫力に、驚いて声をあげる子ども達でした。
“お話を聞きながら、どのぐらいイメージを描けるか”学年によって違った様子で、笑い所も異なっていたのがおもしろかったです。(#^.^#)
『幼稚園で落語?分かるのかな?』と思われるかもしれませんが、子ども達は想像の世界を膨らませながら楽しんでいましたよ!終わる頃には、みんなとびっきりの笑顔でした。

吉弥さん・弥太郎さん・親子学級の保護者の方々、楽しい時間をありがとうございました。

☆ちょっとひとこと☆
素話や落語というのは語りべの表情、動き、言葉のみで、その話の世界を、頭の中に描きます。だから、その子その子の経験値がためされるわけです。小さければ小さいほど難しい・・・・というわけです。
年長が入り込んで鑑賞できるのは吉弥さん弥太郎さんの話をちゃんとイメージできているからです。頭の中に映像が(自分の経験に基づいた映像→ひとりひとり違うはずです。)しっかりでている。素晴らしい事です。
手品なんかも似ているかもしれませんね・・・。手品を見て「わお〜!!」と驚くことができるとしたら、それは「こうしたらこうなるはず・・・。」とか「ここにいるはず・・・・。」と読めているからです。だから、こうなるはず・・・が、そうじゃないとビックリしちゃうわけですね・・・・。「こうしたらこうなるはず・・・。」という思考は、毎日の経験の中でつくりあげられているものです。だから経験が大事なんです。これからも、豊かに育てていきたいですね!!